東郷の家 現場:2

2011.06.27

昨日 『東郷の家』 建主さんとの打ち合わせが有りました。

震災の影響を受けた機器もようやく入る事になり、工事も再度スタートする事が出来ました。

完成・引渡しの日も決まり、現在は最後の追い込みです。

昨日は天気も良く、工事中の住宅で打ち合わせをしていると、いろいろな鳥がリビングの

前を飛んでいきました。

最後には、野生の【キジ】が住宅前の空き地を歩いていました。

現場はそんなに田舎じゃ無いですけどね?

現場の前の空き地・畑です。キジが・・・・・。

Project・・・1102

2011.06.25

現在 計画中の住宅です。

場所は名古屋市の閑静な住宅地で道路・敷地共にかなりの急斜面。

車の出入りも含めて敷地のレベル設定がかなり難しい計画になっています。

年末の着工に向かってこれから設計を開始します。

四国・直島:2

2011.06.18

直島に渡って。

『場所をつくる』・・・・・この建築家はうまいです。

自然とアートと建築の共生。

四国・直島:1

2011.06.17

神戸を経由して瀬戸大橋で四国に渡る。

まずは ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドからの夜景です。

瀬戸大橋を渡り四国へ。

ここで建築探訪。

香川県立 東山魁夷せとうち美術館 に行ってきました。

設計は・・・谷口建築設計研究所

竣工したのは約6年前の平成16年の11月です。

以前のブログで紹介した長野県信州美術館の東山魁夷館よりずーと

新しいです。

東山魁夷画伯の祖父が坂出市の出身でご遺族より版画が寄贈されそれを

展示してあります。

ちなみに、シンボルマークのデザインは・・・矢萩 喜從郎氏です。

瀬戸大橋が見渡せる位置に建っているので、美術館廻りもすごく気持ち良いです。




つぎに訪れたのはやはり・・・谷口建築研究所 谷口吉生氏の設計した 

≪丸亀市猪熊弦一郎美術館≫・・・です。

この建物は約20年前に開館した美術館ですが、今なお全くと言っていいほど

古さを感じません。

やはりとても美しい建物でした。

建物正面の壁に子供たちが描いた絵が印象的です。

お決まりのものを食べ・・・。

次回に。

蒲郡

2011.06.10

久しぶりに蒲郡に行ってきました。

やはり蒲郡と言えば・・・・プリンスホテルでしょう。

昭和9年に開業した前身である[蒲郡ホテル]からだと75年以上の歴史があるそうです。

歴史・品格・景観・・・・いいですね。

 

この時期は・・・潮干狩りのシーズンですので通常の景色 とは少し違います。

次はこれも古いのですが・・・・・生命の海科学館。

設計・・・高松伸

以上。

次・・・形原温泉あじさいの里です。
3分くらい咲いていました。優しい花ですね。

廻りは緑でいっぱいでした。




松山修平個展2011

2011.06.08

今年2011年夏・・・・・松山修平個展・・・・・スケジュールがイタリアより届きました。

軽井沢・群馬 2011   NO.2

2011.06.06

次は群馬県の館林市にある群馬県立館林美術館です。

この美術館は10年程前に出来た建物です。一度見てみたいと思っていたのですが

場所が群馬県ですのでなかなか行く機会がありませんでしたが、今回頑張っていきました。

設計は高橋 青光一です。

7.5ヘクタールの広大な敷地に計画された建物は建築からランドスケープに至るまで

全てを美術館として位置づけています。

建物を構成している材料は石・アルミ・ガラス・水に限定し徹底してディテールを隠しています。

本当に徹底してます。したたかです。

中心にある半円形の展示室外壁の石積み(アフリカンレッドの割石)が印象的でした。

今回は開館10周年記念として・・・コレクションの10年ー自然と人間の調和・・・・です。

全ての展示室を使ってコレクションを紹介しています。

特にフランソワ・ポンポンの動物彫刻は顔が愛らしく全体にすごく優しい空気を感じます。

※フランソワ・ポンポン:ロダンの弟子として下彫りに従事した経験を持つフランスの彫刻家。

実はこの美術館・・・一番綺麗に見ることが出来るのは(鳥)だと思います。

鳥になって上空から見たいです。

軽井沢・群馬 2011  NO.1

2011.06.04

先日、長野県と群馬県に行ってきました

まずは長野県軽井沢 にある建築をいくつか紹介したいと思います。

最初に紹介するのは≪石の教会≫です。この建物はキリスト教の代表的指導者 内村鑑三 が

理想とした[無教会思想]を建築家 ケンドリック・ケロッグが創造し形態として作り上げた教会です。
祭壇も十字架もない空間は凛とした緊張感に包まれていて、いくつも重なるガラスと石のアーチは
何か有機的で今まで見た教会にはない神秘的な空気を感じました。

ガラスは女性・石は男性を表現しているそうです。

教会内部

教会天井の光(ガラス)と影(石)

次に紹介するのは≪星のや 軽井沢≫です。
この場所は100年の歴史がある星野温泉をこれからの100年を見据えて
生まれ変わらせたリゾート地です。
設計は東 環境・建築研究所の東利恵を中心としてランドスケープをオンサイト計画設計事務所
が担当し、施主も一体となって計画された。
コンセプトは・・・新しくはあってもどこかに懐かしさを感じるような谷の集落とその風景をつくる・・・。
だそうです。客室や、それ以外の建物が分棟化し、細分化してあり、それが地形の傾斜を生かしな
がら配置されています。
客室は床座リビング・ベンチソファ・テラスの椅子等・・・一日中部屋にいてもくつろげる工夫が
してあります。
客室にはTVは無い、その代わり音楽CDや書籍の貸出があり非日常を自然の中で感じられる
様になっていました。
2005年に出来たこの場所も時間の経過と共にこの場所に根づいていくように感じられる
場所でした。

川辺に見立てて庭へとつながる。

客室の中から。

段状の水があふれる棚田状の庭。

なんだか懐かしい感じです。

[星のや]レセプションの近くにあるハルニレテラス。
14の店舗(飲食店等)があり、[星のや]より遊歩道で繋がる。
この場所の設計も[星のや]と同じです。
春楡の木々と川を流れる水音が心地よい場所です。

最後は、メルシャン軽井沢美術館です。
建築家ジャン・ミシェル・ウ″ィルモットによるウイスキー樽貯蔵庫を改修した美術館です。

メルシャン美術館の入口です。

今回は・・・アンドレ・ケルテス写真展・・・です。

20世紀前半のモダニズム写真の先駆者。構図が面白く、直線と曲線、光と影。

建築空間に通じるものを感じます。

1968年の明治神宮の写真等・・・・・日本の写真も有りました。 

この季節 敷地内は新緑で気持ちが良いです。
以上。
おまけに・・・。
[星のや]レセプション内にあった楽器?



コンクリート:1

2011.05.31

西川設計室で設計監理をする建物の6割程が鉄筋コンクリート造の住宅で4割が木造・鉄骨造・混構造の住宅です。

という事で、

[ コンクリート ] の事について少し書きます。

まず良いコンクリートとは一言でいうと単位水量を出来るだけ少なくし,施工性が良いものである。                    
つまり必要な強度を発揮し収縮率は小さく水密性・耐久性が高く耐久年数の長いコンクリートです。         

文章で書くと上記のような事になるのですが実際にコンクリートをコントロールするのにはしっかりした知識と多くの経験が必要になってきます。

コンクリート打設前には指示した内容の配合計画書が出てきます。この書類には専門的な用語が多く使われています。

例えば・・・呼び強度
      粗骨材
      細骨材
      混和剤・・高性能AE減水剤
      スランプ
      水セメント比
      細骨材率
      塩化物量
      等
ここまではコンクリートでは一般的な用語です。

では次に・・標準偏差
       配合強度
       単位混和剤量
       単位水量
       動荷重印字記録
       計量印字記録
       スラッジ水
       等

上記の専門用語を理解し適切な数字を指示することが出来るかどうかで現場に納入されるコンクリートの品質が決まります。また安心そうな JIS規格についても注意が必要です。

コンクリートの事だけでも上記の内容はほんの一部で・・・・・・さらに鉄筋・型枠等のコントロールや打設・養生の方法等大変多くの知識が必要になります。

実際にコンクリートの建物が多い事務所は独自の配合を決めている所が多く、経験によるノウハウがありますので後は施工業者と打設の打ち合わせの方に時間を取る事が多いようです。

実はこれコンクリート建築だけの話ではないのです。木造・鉄骨造の建物も基礎はコンクリートです。木材などは検査に建て主さんが立ち会う事はあってもコンクリートの基礎についての説明はどうですか?本当は一番大事部分です。

下記の写真は最近施工をした・・・コンクリート打放し仕上げ・・・の写真です。
[コンクリートの打放し仕上げ]はうまくコントロール出来れば本当に綺麗ですし、耐震性もあります。

この仕上げは最近 気候・施工等 特に難しく 建主さんとの設計打合わせ時に相当時間をかけて説明させていただいています。

 

私が今まで見た[コンクリート打放し仕上げ]で一番美しい壁は、2009年にイタリアのベニスに出来た≪プンタ・デラ・ドガーナ≫という美術館の中にある壁です。
この建物は15世紀に建てられた建造物を安藤忠雄が美術館として再生したものです。
要するに改装です。古典材料に負けない美しさが表現されていました。触った時の感触もすごく
良かったです。

型枠についてもまた書きます。

プレゼント

2011.05.27

なかなか良いフォルムですね。

どれくらい水あげれば良いの?

大切にします・・・・・・ありがとう