京都:1  フェルメールからのラブレター展

2011.09.28

現在 京都市美術館で開催中の『フェルメールからのラブレター展』をようやく見る事ができました。

以前にブログで紹介した様に 《手紙》 をモチーフとした作品が公開されています。

1:手紙を書く女
2:手紙を書く女と召使い
3:手紙を読む青衣の女

の3作品です。

今回特に話題になっているのは『手紙を読む青衣の女』です。
この作品はアムステルダム国立美術館での修復作業後に世界で初公開です。
フェルメールブルーが綺麗に修復されていました。

もちろんフェルメールだけでは無く オランダ黄金期の画家たち《ピーテル・デ・ホーホや
ヘラルト・テル・ボルフ》等の作品も多数展示しています。

3作品とも素晴らしかったですが 私は『手紙を書く女』に惹かれました。

光と影の表現はやはり フェルメール ですね。

 

ちなみに 京都市美術館は平安神宮の大鳥居横にありますが その横には 槇文彦/槇総合計画事務所 設計の京都国立近代美術館もあります。

結婚式

2011.09.24

昨日,結婚式がありました。

今年の4月までスタッフとして頑張ってくれました安藤さんの結婚式。

天気も良く,素晴らしい式でした。

お幸せに。

今伊勢の家  現場:1

2011.09.15

『今伊勢の家』の工事が始まりました。

基礎配筋。

現場で少し配筋の納まりを変更しました。

手前の壁はなんでしょうか?

 

松山修平 二人展

2011.09.05

昨日 松山修平さんよりメールがありました。

ガルダ湖の北に位置するトレント市  州庁舎での アルド パンケリ氏との『東洋と西洋』

と題する 二人展が開催されたとの報告が有りました。

相変わらず勢力的に活動されています。

東郷の家 竣工写真

2011.09.01

『東郷の家』  竣工写真を 建築実績 にUPしました。

陰翳礼讃

2011.08.29

前のブログでフェルメールとレンブラントにふれました。

闇の中の光・・・・・・様な事を書きました。

その時にふとある本の事が頭をよぎりました。

それは・・・谷崎潤一郎の陰翳礼讃・・・・です。

西洋の絵画とは直接結びつかないのですが、闇の中の空間・陰影・日本建築・・・・。

再度、読んでみたくなりました。

時代は違っても日本の住まいの闇に対する思いを改めて感じました。

現在は部屋の中を明るくする事が良しとなり、住宅のどこの場所であれ必要以上に明るくなってい

るように感じます。

私も照明計画をする時は出来る限り少なくするようにはしていますが、店舗や公共施設が最近

までは必要以上明るかった事も有り、それと比較すると暗く感じるようです。

震災後は節約や節電が当たり前になり、今度は照明も考え直されると思います。

私の事務所でもこの機会に再度照明計画を見直し、暗さを上手く取り入れる工夫や陰影を感じる

空間を意識していければと思っています。

それは単純に照明だけの話では無く、プランニングから内装仕上げに至るまで設計全般において

の検討が必要になってきますが・・。

今回、改めて『陰翳礼讃』を読んで、そのヒントがあると感じています。

レンブラント

2011.08.26

現在、名古屋市美術館で開催中の・・・レンブラント 光の探求/闇の誘惑・・・・。

「光と影の巨匠」・・・・・確かに。

私は《アトリエの画家》という作品に惹かれました。

レンブラント・フェルメールの作品を見ると『光』はもちろん『暗闇』の魅力に改めて気づかされます。

『暗闇』を理解する事こそが、光に生命力を与える事が出来ると感じました。

住宅の空間・・・・・明と暗・・・・永遠の課題です。

フェルメール

2011.08.25

現在、豊田市美術館で開催中の・・・・フェルメール《地質学者》とオランダ・フランドル絵画展。

フェルメールの作品はフランクフルトのシュテーデル美術館より 《地質学者》 1作品のみの展示で

した。

フェルメール作品で男性の単身像は2点しか無いそうです。その1点になります。ちなみに

もう一つは 《天文学者》。 これはパリのルーブル美術館所蔵です。

今回始めてフェルメールの作品を見て大変驚きました。パンフレットなどの写真に比べると実物は

全体に相当暗いです。

展示してある他の作家の絵画も同じ様に暗く、この時代・オランダ絵画の特徴ですね。

しかし、その暗さがとても良いです。光と影・明と暗・・・引き込まれる絵です。

暗い室内に窓から差し込む光の効果はすごいですね。透明で静かで穏やかで・・・・あの空気感

は不思議でした。

フェルメールの作品は世界に30点程しか残されていません。                       

豊田市美術館の他に現在日本では、京都市美術館で3作品が展示されています

「手紙を読む青衣の女」・「手紙を書く女」・「手紙を書く女と召使い」です。

これだけの作品が同時に見られる事は珍しいです。

近いうちに行きたいと思っています。

※しかし。。。。豊田市美術館は何度見ても良いですね。

八ヶ岳:2

2011.08.24

ちょっと、懐かしいのですが・・・・八ヶ岳美術館・・・・です。

1980年に村立美術館として開館。   設計、村野籐吾。

現在、日本建築家協会25年賞受賞記念 特別企画展・・・・村野籐吾の世界・・・が開催中です。

模型・設計図などが展示してあります。

次は、小海町高原美術館です。

1997年に松原湖高原に建設された美術館です。

設計、安藤忠雄氏。

現在、鈴木玄太グラス展を開催しています。

「空気のかたち」・「のっぽ」・「花形カット鉢」・「モザイク」など透明性と繊細な造形に感動します。

特に大規模な作品「空気の形」は不思議な世界を感じました。とても良いです。

八ヶ岳:1

2011.08.23

八ヶ岳に行ってきました。

まず、清春芸術村です。ここは1980年初頭に芸術家の育成の場所として建設され、敷地内には

いくつかの建物が建っています。

今回の目的は、今年の4月に完成した・・・・光の美術館クラーベ・ギャルリー・・・・・です。

この建物は清春芸術村開村30周年を記念して建設された美術館です。

設計は、安藤忠雄氏で、自然光のみで作品を鑑賞するようになっています。

展示は・・・・アントニオ・クラーベ・・・・・の作品です。

この他に芸術村にある建物紹介です。

中心は清春白樺美術館です。1983年に完成した、谷口吉生氏設計の美術館。

常設は白樺派の画家、梅原龍三郎、中川一政などと、ジョルジョ・ルオーの作品です。

今回、訪れた時には。。。東山魁夷の展示が有りました。

知らなかったのですが、バナード・リーチの作品がほんの少しだけ展示されていて

ちょっと嬉しかったです。

次は、ルオー礼拝堂。

ジョルジョ・ルオーを記念して建設された礼拝堂です。

設計は、清春白樺美術館と同じく、谷口吉生氏。

『光の美術館』の横にあるので、作品を同時に見ることが出来、面白いです。

どちらも良い建物ですが、私はルオー礼拝堂の方に惹かれました。

実は、同時にもう一つ有名建築家の作品を見ることが出来ます。

茶室 徹(てつ)です。

哲学者の谷川徹三を記念して建設された茶室です。設計は藤森照信氏。

これはあまりに有名。

他にも、梅原龍三郎アトリエ(設計は吉田五十八)や白樺図書館や冬青庵などがあります。

中心にはラ・リューシュ(集合アトリエ)があります。

八ヶ岳:2に続きます。