竣工写真をWORKSにUPしました。
「豊明の家」
廻りを水田に囲まれた敷地に建つ鉄筋コンクリート平屋建ての住宅。
プライバシーを考慮し、コンクリートの壁で囲んでいます。
間取りは、閉じる場所と開く場所のバランスを考えながら、内部で回遊出来るプランとしました。
外壁は湿式外断熱工法(左官塗り)、また屋根も外断熱工法を採用。内断熱と比べ内部が外気温の影響を受けにくく、冷暖房の効率も大変良くなります。また、外壁のコンクリート保護の役割にもなります。
この住宅は計画当初より、内部空間を落ち着いた雰囲気にしたいとの要望があり、室内壁にコンクリート打ち放しを多く使う事にしました。その事もあり外断熱工法採用。
内部・テラスの床は600角のタイル張り、一部を砂利敷にし、コンクリートの色・質感と合わせ一体感を強調しています。
また、各部屋は天井・床・壁を白色とし、家具やインテリア小物がアクセントになる様に考えました。インテリアは全て施主さんの選択です。(微妙な色のセンスが良いですね)
家具(TVキャビネット・食卓テーブル・洗面化粧台・トイレキャビネット等)・システムキッチンは全て特注品です。
コンクリートの塀から飛び出した形状が印象的。
西日で水田に映る建物。
中庭とリビング。
ダイニングからリビングを見る。
トップライトから射す光で、変化する壁面の質感が、豊かな時間の流れを感じさせてくれます。
寝室に面した中庭にはオリーブの木を植えました。ここの砂利は白色です。
施主・設計者・施工者が同じ方向を向き、お互いを尊重する関係が生まれると、本当に良い建物になると改めて感じさせてくれる住宅でした。