「バルセロナ・パビリオン」
(ミース・ファン・デル・ローエ記念館 / Fundacion Mies Van der Rohe)
設計:ミース・ファン・デル・ローエ 1886-1969
1929年にバルセロナのモンジュイックで開催されたバルセロナ万博のときのドイツ・パビリオンとしてミースが設計した建物です。その時には内装・家具に至るまでデザインをしています。その時にデザインされた椅子があの名作「バルセロナチェアー」です。
現在の建物は1986年に修復され当時を再現しています。
「Less Is More」
久しぶりに建物で感動しました。
単純な間取り・単純な材料の構成で、複雑で魅力的な空間が表現されていました。
壁・屋根・柱・サッシ・床・・・・どれをとってもバランスが良いです。
構造なのに存在感の無い柱・構造では無いのに存在感のある壁・一枚板の様な何も無い白い天井等見れば見るほど深いです。
またいつか行きます。
次は「バルセロナ・フォーラム2004」
設計はスイスの建築家「ヘルツォーク&ド・ムーロン」。
2003年にはプリッツカー賞を受賞しています。
この建物はユネスコの支援で開催されるフォーラムにおいて、異文化理解・環境維持開発・
平和をテーマに行われたイベントの際に建設されました。
7本の柱の上に正3角形の建物を浮かせて載せた形状は印象的です。
下部のピロティーが気に入りました。
近くにこんな建物も。
最後に日本人の建築家「伊東豊雄」が設計した「ホテル・ポルタ・フィラ」。
バルセロナの郊外、オスピタレットの国際見本市会場「グランビィア」内にあります。
この建物は、「世界最優秀高層ビル」を受賞しています。
近くには見本市会場があります。
ちなみにあまり知られていないですが、バルセロナの有名な通りのPasseig de Graciaにある
ガウディの集合住宅「カサ・ミラ」の斜め向かいに伊東豊雄が設計したホテルがあります。
カサ・ミラ |
曲線的なデザインはガウディへのオマージュだそうです。